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路地裏で食べた醤油ラーメン

白い鉢巻きの店主が、大きなラーメンの器を差し出している
写真を撮ろうとしたら、店主が器を持ってくれた

用事が長引いて、昼ごはんが二時過ぎになった。駅前の店は昼の営業が終わっていたので、裏手の商店街まで歩いてみた。

自転車が並んでいる角を右に曲がると、細い道の先に赤いのれんが見えた。近づくと換気扇から醤油の匂いがしていた。中をのぞいたら店主と目が合って、手招きしてくれたので入った。

昼の営業に間に合った

店内は思ったより奥行きがあった。木の椅子に赤いビニールの座面。空いていた奥の席に座ると、背もたれが少しぐらついた。テーブルの端に箸立てと調味料がまとめて置いてある。

壁のメニューは全部手書きで、紙がかなり黄色くなっていた。680円、750円、780円と値段は読めるけれど、料理名の字には癖がある。何がおすすめか聞くと、ラーメンでいいよ、と言われた。それをお願いした。

待っている間、店の奥から食器を洗う音が聞こえていた。テレビはついていなかった。

器が大きい

出てきたラーメンは、まず器の大きさに驚いた。チャーシューとねぎ、なるとに半熟の卵。麺も太い。大盛りにした覚えはないけれど、普通盛りでこの量らしい。

写真を撮っていいか聞いたら、店主が器を持ってこちらに向けてくれた。頭にも首にも白いタオルを巻いていて、厨房は暑そうだった。写真を撮る間、ずっと笑っていてくれた。

スープは少し甘めの醤油味。麺が柔らかめで、スープをよく吸っている。チャーシューは箸で崩れるくらい煮込んであった。卵を最後まで残しておいたら、食べるころにはお腹がいっぱいになっていた。

食べ終わるころ、店主が「足りた?」と聞いてきた。十分です、と答えると、そうでしょう、と笑っていた。

店を出て駅へ戻る途中で、入ってきた道を一本間違えた。曲がり角がどれも似ている。次に来るときは、商店街の自転車を目印にしようと思う。

店名を控え忘れたので写真を見返したけれど、のれんの字がうまく読めなかった。場所はだいたい覚えている。またこの辺りに用事があったら寄りたい。

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食べる · 2026.11.06路地裏で食べた醤油ラーメン